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●第5章 “カフェ”という名の戦場


JESSE HARRIS



 

SAN BAN CHO CAFE 


 靖国通りから一歩奥まった場所へ足を踏み入れると、花屋「HANATOSHI」が店頭を飾り、あたたかい照明が光輝く「SANBANCHO CAFE」がある。そのドアを開ければ、誰もが“特別な客”として迎え入れられる世界が広がる。お店の入り口は、店長の宮原孝洋さんが一番大事にしている場所だ。「お客さんを笑顔で迎え入れて、まず“ウェルカムですよ”と安心させる。お客さんが帰る時は自分の仕事を止めてでも送り出してあげる。“ありがとうございました”と見送る時が、仕事をしている中で一番好きですね。」と、宮原さん。「お店に通勤する時は、今でも『俺は戦場に向かうんだ!』という気持ちで働きにきていますよ」と笑う。

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 心の芯から気を配り、温かいおもてなしをする宮原さんは、この熱心さが影響し、以前の仕事で自分自身をボロボロにさせてしまったこともある。30歳を目前にして、「このままじゃ自分は幸せになれない」という漠然とした思いを抱き、その強いエネルギーが、宮原さんの大好きな音楽やアート、人と過ごす空間、お酒と食事へ注がれ、今の「SANBANCHO CAFE」」が創り上げられた。直接は目に見えない事、聞こえてこない事まで汲み取る宮原さんの深い想いが、居心地の良い空間を生み出し、お客さんと心の交流をはかっている。

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“ミヤハランド”という夢の場所


 「0を1にしていくことを自分の仕事の生き甲斐にしたい」と宮原さんは話す。「いつかディズニーランドのような“ミヤハランド”を作るのが夢なんです。みんなが笑顔になる場所を作りたいですね。」そのために宮原さんがモチベーションにしているのは、“人との出会い”だ。ジェシー・ハリスとの出会いもまた新しい展開を起こした。常にお店に合う楽曲を探し求めていた宮原さんは、「サブローサ」の音源がお店に合うことをすぐさま見抜き、早速お店で紹介を始めた。プロモーション来日時には、取材場所としてもSANBANCHO CAFEが使われ、「ジェシーの優しくも熱い部分がライブでもCDでも伝わるし、周りを巻き込むような優しい人柄でしたよ」とは、宮原さんが感じたジェシーの印象。
 2013年5月24日には、「サブローサ」との出会いから膨らんだ“SANBANCHO CAFEでジェシーのライブを行う”という宮原さんの夢が1つ叶った。“夢のミヤハランド”実現へ向けて、宮原さんは進み続ける。

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