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ロードストーリーを通じてのコミュニケーション 次の旅へ
Road to「Cold Heart, Long Distance」-最終章・後編-

2014年10月28日(火) 東京・渋谷某所

3ヶ月に渡ったサンタラのツアー「Cold Heart,Long Distance」。
ツアーを追いかけ続けたロードストーリーの最終章は、サンタラ2人の対談。
ツアーのロードストーリーにはおさめきれなかった裏側に迫ります。
更なる【SIDE STORY】、どうぞお楽しみ下さい。

「なんでそこにサンタラが入るのか…」

—東北1本目は仙台でしたね。 仙台HEAVEN
砂田(以下:砂):ここも初めてのお店でね。よかったですねー。
田村(以下:田):うん。よかった。この辺からはもう間違いない感じでしたね!
砂:レポートの俳句も定着しちゃってね。笑 仙台、すごく盛り上がったし、物販の売れ行きも大人買い(全アイテム、全バリエーションを買うこと)の方が多かったので嬉しい限りです。
田:よく初めてでワンマンに来てくれるなあと思うけど、だれだれに薦められて来た!みたいな人が多かったみたいで。なのにすごい盛り上がってましたね。
砂:翌日は仙台の定禅寺ストリートジャズっていうお祭りがあって、それを味わいながら秋田の能代へ行きました。

ー能代ってどんな場所ですか?能代市 Studio Home Bound
田:秋田の能代って一番青森側にある日本海側の小さな静かな街なので、ツアーでまわりにくいところでもあるんです。実はここの人たちは自分たちで企画してイベントをやるっていう習慣があるんですよ。
砂:とうとうその人たちがライブハウスを作っちゃったんです。
—すごい!写真見るとすごくちゃんとしてますよね?
砂:ちょっとおそろしいくらいちゃんとしてるんです。笑
秋田って結構ロックで、個人がすきなアーティストだけを呼ぶっていう感じなんで、結構来る人が偏ってたりもするんですけど。だれとだれとサンタラ!みたいな感じで。笑 なんでそこにサンタラが入るのかって不思議なくらい。

—呼ばれない限り行けないんですね。笑
砂:そう。ただこちらとしても呼んで頂けないと、能代に行くっていうのは難しい部分がありますね。すごいいいところなんですけど、やっぱり行きにくいところでもあるので…。
田:あとは、この能代で本格的にギターがこわれましたね…。ここからはサブギターをつかいはじめました。
砂:でも実はここの店長が楽器屋さんで、プロのギターテックでもあったので、そこはちょっと心強かったですね。そういえば壊れたギターっていうのが、能代で手に入れたギターだったよね。
田:そうそう、能代の方のギターを永久貸ししてもらってるんですよ。笑 そんなことあるのかって感じですけど。壊れたのが能代ってなんだか縁深いですよね。
今年は前のりして夏祭りまで楽しみましたからね、地元かよ!って思っちゃうくらい。
砂:泊まったところも畳の部屋だったので、すごいくつろぎましたね。
田:全然知らない地元の人と飲んだりしたのも楽しかったな。

—ライブ以外も楽しかったんですね。笑 次の日は山形ですね。 山形Noisy Duck
田:会場の持ち味を生かしたくて、ギター一本でやりました。もちろん私のギターが壊れたって言うのもあるんですけど…。
砂:でもギター一本でやるっていうのもそれまたよかったんですよ。しかも元々は一本でやるつもりでまわってなかったので、出たとこ勝負みたいなとこもあったし、、だけど切羽詰まった感じが逆によかったのかな。練習しすぎない方がいいっていうのも僕レベルになるとあるのかもしれないですね!
田:笑
ここまで来ると序盤の公演とは全く違ったステージになってたんじゃないかなと思います。

ホームのような北の大地

—これで東北が終わってついに北海道ですね! 旭川 EARLY TIMES
田:北海道は最高でしたねー。天気もよかったし。
砂:旭川のここはもういつも行ってるところで、とにかく古い建物らしいんです。
田:穀物の倉庫だったのを改造したらしいですよ。すごくいいところ。
砂:ここは70年代のフォーク系の人は全員出たくらいのところなので、その時代にすごく特化しているんですよ。だから昔初めてサンタラが出るってなった時には難色を示された事もあって…。満足いくライブができないんじゃないかと心配されてたんだけど、実際やってみると気に入ってもらえて。
今年はお客さんも増えてたみたいで、嬉しいよね。

−歴史がある会場なんですね。
砂:あとここの面白いところはね、公演が終わると物販を横目にすぐ片付けが始まって、でっかいテーブルが出てきて、なにするのかっていうと、みんなでジンギスカンを焼くんですよ。笑
田:びっくりなのがお客さんもいたければいれば?みたいな感じなの。笑 もちろん会費はかかるんだけどね。笑 お客さんも一緒なのか!って最初はびっくりしてたんだけど、だんだん慣れちゃうし、北海道だからいっか!みたいな感じで。
砂:盛り上がって3時くらいとか4時くらいまで飲んでました!

—そして次は芦別へいくわけですね。 芦別 ROCK HOUSE DYLAN
田:旭川からほど近い、芦別っていう、昔炭鉱で栄えた街があって、そこにディランっていうお店があるんです。札幌とかからもひとが来る場所すこし変わった場所ですね。ディランに来たくて来るってひとも多いくらい。面白い場所なんですよ。
砂:ライブは月に1本あるかないかで、はっきり言って居酒屋営業が主なんだけどライブハウスと同じように真摯にサウンドを作ってくれる。
ここも終わると旭川みたいなゆるい感じになるね。笑

田:ここは北海道のなかでもいろんな地域の人がきてくれる場所でもあって。その分お客さんの雰囲気が地域でくっきり分かれちゃうんです。
街の人だと、お酒も飲めるし、ちょっとお金いっぱい払ってるから生演奏もきける!みたいな感じの方が多いので、ちゃんとやらないと帰っちゃうし、しゃべっちゃうんですよ。笑 カウンターでくだまいちゃうおじさんみたいな感じですかね。笑 だからそれをやりこめないといけないのが、ちょっと厳しいところでもあったりもするんです。
砂:でもその分やりこめたときに返ってくるものは大きいですね。すごい受け入れてくれるし、そりゃもうおひねりがとぶし、大人買いどころじゃないぞ!みたいな感じでね。笑 現ナマが飛びかうようなステージですよ。笑
30年やっているお店さんだから、食べ物が美味しいんですよね。お客さんの舌も肥えてるんですね。
ロードストーリーにはついにマスターからのレポートが届きましたね。

—北海道の締めくくりは札幌のくうですね。 札幌 Coo
田:くうっていう場所はジャズスポットなんですよね。音もジャズよりに作られるので、いつも独特な感じです。
札幌のお客さんもすごくあったかくって、元々デビューする前くらいにラジオをやっていたので、すこしホーム感もありつつ。
札幌のお客さんは待ってました感をすごく表現してくれるので、それが分かるとやっぱりこちらとしては嬉しいですね。


そういうお店を大事にしてほしいと思います。

—そして最後が砂田さんの地元でもある山梨・甲府ですね! 甲府Klub KING RAT
砂:普段甲府は単発でいくことが多いんですけど、甲府も盛り上がりましたね。
山梨なんて田舎だけど、音楽を演奏できるようなところってやっぱり無いといけないと思いますね。こうしてずっと続けていってくれるようなお店は大事だなと思ってます。

田:小さな街へ行けば行くほど、やっぱりちょっとした文化に触れられるようなお店が少ないですね。そういうお店を大事にしてほしいと思います。ライブハウスに限らず。ギャラリーとか喫茶店とか、専門店も。ライブできるような店のオーナーや店長は私達よりだいぶ上の世代の方々ばっかりですよ。若い人がそういう店を始めるのが難しい時代だとは思いますが、世代交代できるのかどうか…。小さなライブハウスが無いと、アマチュアも演奏できる場所がなきゃやる気もでないと思う。

砂:こう言ってしまうのも気が引けるけれど、地方でやるには、やっぱりお店とのつきあいの深さとか、それにまつわるひだみたいな部分がないと、ツアーで行かなくなってしまいがちになってしまったりもしますね。
長く知り合いだったりすることもあって、心を通わせているお店もありますし。

ロードストーリーを通じてのコミュニケーション

—全16公演、3ヶ月に渡るツアーを終えてみてどうでしたか?
砂:全体を通して見ると、もっと細かく回るべきだったのかなとかも思ってしまいますね。でも今度また秋に旅があったり、来年もすでにいろんな企画を考えているので、先へ先へ進んでいくばかりだなと思っています。
田:今回こういったツアーのレポートを掲載するってなって、もちろん大変なこともあったんだけど、こういったこともないとツアーを振り返ったりすることもなかなか無いので、それはよかったですね。
砂:最近お客さんの生の声って、なかなか聞く事もなくなってきているので、久々に生の感想を聞けたのが単純に嬉しいです。
田:より今回のツアーが特別なものになった気もします。
あとはこのレポートがあるんで、この曲1曲だけ写真撮り放題!みたいなコミュニケーションをMCでとらせてもらったりもして。笑 あの景色、ステージから見るのすごく楽しいんです!
砂:そうそう、イントロから途中まではみんなバシバシ撮るんだけど、途中からハッとあ、見なきゃ!みたいな気づいた様な顔するんですよ。終わってまだ撮ってるひともいないし、えらいなあと思いますね。笑

—ツアーの前にSIDE STORYを詰め込んだZINEも発売があったと思いますが、反響とかありましたか?
砂:文章の方はアルバムにまつわるエッセイなので、世界観を喚起するものであればいいと言う位置づけでいたんですけど、それもあったからこそ、ライブの演出が成り立ったと思ってます。
田:ファンの方とお話しできる会場とかだと、zineに関して質問してくれたりするひともいて、面白かったですよ。バリトンギター持ってきてないんですかとかね。笑 荷物増えるのよーって返すんですけどね。

やっぱり土地でお客さんの雰囲気も違うものなんですね。あと印象に残ってる事はありますか?
砂:元々お客さんだった方で、映像関係のお仕事をされている方がいて。その方にはここ数回関西でのライブの映像を抑えて頂いてて。
見せてもらったら、これもいいし、あれもいいし、NGテイクがなくって。楽曲単位でYouTubeに上げていくより、全部パッケージ化した方が喜んでいただけると思い、DVDにして発売することにしました。楽しみにしていて欲しいです。
田:京都磔磔って独特な雰囲気の会場だから。DVDでぜひ見てほしいなと思います!

DVDの詳細はコチラで
http://www.santara.jp/news/pg8.html

サンタラのツアー「Cold Heart,Long Distance」を追ったロードストーリーはこれにて終幕。
秋のツアーも控えた、今後のサンタラの活動にも乞うご期待ください!