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Road to「Cold Heart, Long Distance」-3-

2014年8月22日(金) 名古屋今池TOKUZO

名古屋今池TOKUZO。

今池は名古屋の中心部から少し外れた歓楽街で、商店街あり飲み屋あり風俗店あり、
ごちゃっとした感じがおもしろい街。

TOKUZOはきちんとしたステージと美味しい料理とお酒でミュージシャンをもてなす、
ミュージシャンにとっては楽しみな会場のひとつだ。

 

TOKUZOの隣りの中古レコード屋では
TOKUZOのライブスケジュールと連動したCDを店先で流している。

この日はもちろんサンタラ。

 

サンタラは何度となくこのTOKUZOでライブを行ってきた。

ステージ背面の寄木素材。

これに秘密があるようだ。
余分な音域を吸い取ってくれるのではないか、とメンバー談。

砂田のギターの側面にはツメガエル。

以下目撃者から届いた感想です。

名古屋の夏はサンタラの夏である。
夕方、気もそぞろに退勤して、買い慣れないスポーツ紙に目を通して広島カープの最近の調子を確認しつつ、
サンタラの二人がどんな機嫌でステージに立つのか思いを馳せながら今池で地下鉄を降りるーー
ここまでの一連が名古屋の夏の風物詩と言っていい。今年もそんな夏の一日がやってきたのだ。

例年にない始まり方で呆気に取られたけど、
気がつくと私たちの心はアメリカーナというルーツ・ミュージックの舞台にすっかり飛ばされていた。
一曲毎に田村キョウコが髪の雰囲気を変える仕草も、ギターの調弦のようにステージの空気を変化させる。
楽曲に込める想いは作った時から確実に変化している、と語った田村の歌う「狼」は、
確かに以前のそれよりも落ち着きと気高さを身に纏っていた。
それは、耳を傾ける私たちの心も変わったからだろうか?

十年前の心に十年は長すぎた/十年後の今日が来るとはどうしても思えなかった

2年前の夏、初めてこのTokuzoのステージで聴いた「Backseat」の歌詞は私の心に深く刻まれていて、
それ以来時が過ぎることの無情さや喪失感なんかをずっと考えていた。
あの時の私と同じように、この夜の私もまた十年後の今日を上手に想像することができないままだ。
しかし、十年後の今日にもこんなに素敵な音楽に身を委ねることができるのなら、次に来る十年だって悪くない。
確かにそう感じたのだ。そう、きっと悪くない。この夜の「Backseat」には、そんな力があった。

どうか十年先も、二人がこのステージで歌ってくれますように。
その時にはきっと、小難しい顔でポスターに張り付いていた「あの人」もカバーを許してくれると私は信じている。

(オーディエンス サクマさん)

FMラジオ局で仕事をしているので、職場では常に音楽が流れています。
音楽が流れているのが当たり前の環境でありながら、
とある日、ふとその場の空気が変わる感覚を受けたんです。
耳を澄ますと、さよなら、さよなら・・・
遠く離れた、懐かしい場所にいる感じ。
仕事の手を止め、思わず聴き入ってしまいました。
すごく良い曲だな〜 こういう曲がラジオからかかるのって良いなぁ
誰の曲だろう?この声はもしや・・とオンエア・リストを調べたら、
3年ぶりにフルアルバムをリリースした、サンタラの「500マイル」なのでした。

お二人は、朝の番組に、ゲスト出演していたんですね。
思いがけず、自分の心と共鳴する音楽と出会える。
そんなラジオの魅力を、作り手でありながら再認識した瞬間でもありました。

今日のライブでは、サンタラの音楽は、500マイル以上、
いろんな世界へ連れて行ってくれました。砂埃舞う未舗装の道路、寂れた路地裏・・・
砂田さんの奏でるギターの豊かな音色とともに、キョウコさんがハードボイルド映画だったり、
ロードムービーだったりの主人公に見え、何度もドキッとしてしまいました。
たった二人だけで、これだけエモーショナルで、ドラマチックな世界を作り上げるなんてさすが!

お客さんの手拍子が加わって、CDとはまた違った軽やかな「Backseat」、
ライブ限定では惜しいようなニール・ヤング「Only Love Can Break Your Heart」のカバー、
終盤のデザートに、ちょっと懐かしい「バニラ」も聴けて大満足!
幸せな時間をありがとうございました。

(ラジオ制作 KKさん)

深い世界と、リラックスした喋りでライブは幕を閉じた。

ガロ井戸withサンタラという別ユニットで二人は今年11月にTOKUZOを
再訪することが発表された。

http://www.santara.jp/LIVE/pg262.html

こちらも楽しみ。

(写真提供:TOKUZO、他ご協力ありがとうございました。)