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「ピテカントロプスになる日」Special Talk②

初めて会ったのは2014年の1月。久しぶりに遊びに行ったさくらももこ家で、音楽ユニット“イエローパープル”のメンバーである琵奈子として紹介される。カラーコンタクトレンズの存在を知らなかった柳原陽一郎は、しばらくの間、琵奈子=ハーフと思い込んでいたという。その後、お互いのライブを見に行く間柄になる。今回の出演者のなかでは、もっとも初々しい関係。今回がライブ初共演。

さくらももこさんから手書きメッセージが届きました!!!

対談の際に事前アンケートを実施いたしました!!

柳原王道ナンバーとヤナ史上初のラップ 乞うご期待!
~柳原陽一郎&琵奈子~

柳原陽一郎(以下、柳原)  そっか~、『さよなら人類』は5歳か、6歳のときなんだぁ。

琵奈子  すごい歌ってたんですよ、2歳下の弟と一緒に。

柳原  ♪今日 人類がぁ~~~って?

琵奈子  そうそう。友達もみんな歌ってました。♪きょーじっんるっいが はじっめてー!って、元気よく(笑)。子どもだから歌詞の意味とか全然わかってないじゃないですか。でも柳原さんの声と楽曲の雰囲気がワイワイして楽しく聞こえて。衣装とかも、そういう感じだったんで。すごく楽しい印象でしたね。

柳原   そうなんだ。当時、他にはどんな音楽が好きだったんですか?

琵奈子  両親がフォークソングが好きだったんですけど。車のなかとか、家のなかで流れていたのは山下達郎さんとか、ユーミンさんの曲が多かったですね。だから子どものときから、そういうものをよく聞いてました。

柳原   なるほど、なるほど。オシャレじゃないですか。

琵奈子  あと、大瀧詠一さんとか。

柳原
  オシャレだね。そこで、"たま"(笑)。

琵奈子 
オシャレじゃないですか。

柳原
 んふふふふ。そのオシャレななかに割って入ってく、という。図らずも家庭の平和を乱してしまった的な。

琵奈子 
そんなことないですよ(笑)。私、ももこさんに紹介していただいて、改めて柳原さんが『さよなら人類』を歌ってらしたんだなぁと思って。

柳原
 じつは、そうなんですよぉ。

琵奈子 
感動しました。それで今回、イベントでみんなで歌うって伺って、久々に家で歌ってみたんですけど。ホント、いい歌だなって思いました。

柳原
 いえいえ。そんな、そんな、そんな。楽しみ、楽しみ。でも琵奈子ちゃんに初めて会ったのは……、去年だっけ?

琵奈子 
そうですね、去年の1月。

柳原
 あのときって、ももこさんとは20年ぶりぐらいに会ったんじゃないかなぁ。

琵奈子 
そんなに久しぶりだったんですか? そんなふうには見えなかったですけど。

柳原
 僕がバンドを辞めるあたりに会ったのが、最後だったんじゃないかなぁ。でも、あんま変わってなかったね。それはお互い様かもしれないけど(笑)。

琵奈子 
そうなんですね、昔からあの様子で(笑)。でもお会いするずっと前から「ヤナちゃんの歌がすごくいいんだよ」って、CDとかを聴かせていただいてたんで。私は勝手にお会いしたつもりになってたんですけど。

柳原
 そもそも、ももこさんとは何をきっかけにユニットを組むことになったの?

琵奈子 
ももこさんがイエローパープルっていう音楽ユニットを作りたいと思い立ったのが、3〜4年前だったみたいで。ボーカルの女の子を探してたらしいんです。で、ちょうどその頃、私も前の事務所を卒業したタイミングで、これからどうしようかなって思ってたんですね。で、共通の知人から「ちょっと、ももこさんに会ってみない?」っていうお話をいただいて。お会いして、じゃ一緒にやろうって感じでスタートしました。それが2012年だったと思います。

柳原
 実際、活動がスタートするまで、けっこう時間がかかったんですね。

琵奈子 
そうなんです。アルバムが出たり、初めてライブをしたりしたのも、今年になってからなので。でも、去年、ももこさんに紹介していただいてから柳原さんのライブに伺って。そのライブが本当に素晴らしくて。

柳原
 いやいや、照れるじゃないですか。

琵奈子 
そこで、いろんな曲を聴かせていただいたんですけど。とにかく『真珠採りの詩』っていう曲が印象的で。

柳原
 はははは。『真珠採り』来ましたか~。

琵奈子 
もうホントに印象的で。すごい好きになって。夜、夢に人魚が出てきましたから。

柳原
 うっそ!

琵奈子 
いろんなお薬を飲んでました(笑)。

柳原
 危ない、危ない(笑)。危ないよ~。

琵奈子 
そういう危ない感じも、すごい好きだなと思って。

柳原
 そんなに好きなら、今度のイベントで歌う?

琵奈子 
えっ!

柳原
 俺のコーナーで『真珠採りの詩』をやることにするから、そこに琵奈子ちゃんに出てきてもらって、♪あたしとっても淋しくて~~~のところ、歌ってもらお。

琵奈子 
きゃ────っ!! い~んですか?!

柳原
 いい、いい。いいね~、なんかすごくオジサン的なシチュエーションだね。会社の社長のプチセクハラ的な。「歌ってみろよ~~~」って(笑)。

琵奈子 
光栄です、光栄です、嬉しいです、『真珠採りの詩』! ありがとうございます。ライブで聴いてから好きだったので、本当に嬉しいです。あ、あとライブのアンコールで聴いた曲も好きだったんです。ちょっとタイトルがわからないんですけど……。

柳原
 なんだろ……。あ、『SATOKOちゃん』だそうです。

琵奈子 
『SATOKOちゃん』っていう曲だったんですね。その曲が好きで。今回のアンケートにも、最初はそれ書きたかったくらいだったんです。なんか他の曲とは、ちょっとテイストが違うじゃないですか。ロックっぽい感じで、そこが私にとっては新鮮で。もともとパンクロックっぽいものも好きなので、「これ、好きだなぁ」って思って聴いてました。

柳原
 でも今回は『オリオンビールの唄』と『牛小屋』をやるんですよね。

琵奈子 
はい、お願いしたいです。この2曲は、ももこさんと決めたんですけど。「ライブで柳原さんと一緒に歌わせていただけるみたいなんですけど、どの曲がいいと思います?」って。そこで二人で柳原さんのCDを聴きながら、私は「これとこれがいいと思います」って言ったら、ももこさんも「それがいい、それがいい、私もそう思ってた」っていうことで、すんなりこの2曲に決まりました。

柳原
 かしこまりました。

琵奈子 
よろしいですか?

柳原
 もちろん。僕は、たぶん『牛小屋』はピアノでやって、『オリオンビールの唄』はどうするかちょっと考えますね。あ、サポートの方とかいますか?

琵奈子 
マンドリンを弾いてくれる人がいます。それで私がギターを弾いて。

柳原
 で、僕がハモりますね。でもイエローパープルさん、王道できましたね~。ただ、イエローパープルの曲が大変だ、これ、ラップなの? 

琵奈子 
はい、ラップも入る曲なんですよ。

柳原
 俺がラップ、やるの?

琵奈子 
あの、柳原さんがラップをやったらどうなるんだろう、と思って。もし、どうしてもイヤだったら。

柳原
 いや、恥をかくのも、ここは一興でしょ。はいはい。頑張ります(笑)。

琵奈子 
ラップって言っても、これはテンポに乗って韻を楽しむっていうような感じで。

柳原
 「チェケラッチ!」のほうじゃない。

琵奈子 
はいはい、そうです。

柳原
 OK、了解しました。このラップ、CDでは、いとうせうこうさんが歌ってる曲なんですか?

琵奈子 
 そうなんです。渋谷のユーロスペースの2階に渋谷コントセンターっていう劇場があって。毎月第3週目に、いとうせいこうさんが仕切って、芸人さんを集めてコントをやってるんですね。そのテーマソングでもある曲なんです。

柳原
 ところでいきなり話が変わるけど、琵奈子ちゃん、謎かけ上手いね。

琵奈子 
ありがとうございます。

柳原
 アジ、好きなんだよね。

琵奈子 
やったー!

柳原
 ものすごい好き。大好き。魚っていったら、テカテカ光ってるのが好き。

琵奈子
 あはははは。

柳原
 最近は白身もちょっと食べるようになったけどね。それもわかりつつある今日この頃と(笑)。

さくらももこさんから柳原さんへラブレター

“ピテカントロプス”アンケート イエローパープル編