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「OJAGA DESIGN」オジャガ氏インタビュー。後編



OJAGADESIGN

miyakakehiro「COMMUNICATE by the Music」

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オールハンドメイド、MADE IN JAPANにこだわり、オリジナルアイテムだけでなく様々な企業とのコラボレーションも手掛けている「オジャガデザイン」。
https://www.ojagadesign.com

miya takehiro

2月号のdmx, MUSIC for LIFE Webでは、オジャガ氏のルーツである旅にまつわる話を聞いた。今回の3月号では、前回のdmx, MUSIC for LIFE Webでは掲載出来なかった、音楽の話や「OJAGA DESIGN」を作るキッカケや苦労などを聞いてみた。

——旅の中で太鼓・ジャンベから「革」に興味を持たれたそうですが、今現在でも太鼓(ジャンベ)を叩く機会などはあるのでしょうか?

●オジャガ:今でもジャンベは、叩く機会があれば叩きますね。この前は、友達の結婚式で叩きました。アフリカに行って知ったのは、ジャンベを叩く原点は、村と村との距離が遠いので会話の為に作られた。収穫の時・結婚式の時などイベントごとには、ジャンベって欠かせないんですよ。昔はプロになって…いうのがあったんですけど。誰かが作った楽譜・曲で演奏とか、どうしても他の人が作ったものにハマッていけない自分がいて、途中でイヤになっちゃったんですよね。

——オジャガさんご自身の今ハマッている音楽は何でしょうか?

●オジャガ:自分自身は、趣味を机などの引き出しにしまってしまうタイプで、飽きるというか仕舞い込んでします。次から次へと新しい物を追いかけています。色々な趣味があるので、引き出しの数は多いですね。最近は、「ボカロ(ボーカロイド)」やそこから派生したアーティストにハマっています。この間も「歌ってみた」のイベントに行ったり、コミックマーケットには、OJAGA DESIGNとして出店もしているので、朝から並んでCDを買ったりしました。duoでもそういったイベントがあるときには、ライブに足を運びます。

——ボカロや歌ってみたなどにハマッている理由は何でしょうか?

●オジャガ:「ボカロ」などの世界には、面白いグループがたくさんいて、お客さんも同じ趣味の人達が集まりやすいんですよね。一人のミュージシャンが作った音源を気に入って、私はその楽曲を歌いたい・絵を描いてみたい・小説を書いてみたいなど、音楽以外の分野に派生しやすいような感じがします。それがメディアにピックアップされて、またさらに広がる。ボカロは、日本のオリジナルのシーンではないかなと思います。千本桜とか誰でも知っている曲が、誰かが絵を描いて、たまたまその絵の衣装がオフィシャル化されて、今度はそれを使ってコスプレをしたり。プロもアマも関係なく「良い物は良い」というかんじで、一曲が凄い広がりをみせる。 アフリカ・中南米・アメリカなどへ旅をして感じたのは、その国で生まれた文化・ヒップホップ・レゲエなどがあって、それを大切にして広がっている。ボカロとかニコニコ動画も、姿形は違いますけど、日本に根付いた文化、しかも世界にも広がった文化。自分もどっぷりハマっていて、今一番注目している世界です。

——前号のインタビューでは、海外でストリート販売などを経験されていたそうですが、見知らぬ土地・しかも海外という場所で物を売るのには勇気がいるのではないでしょうか?

●オジャガ:勇気は必要ですけど、お金も泊まる場所も、食べるものもない状態でスタートするので、勇気がいるというよりは、売らないと生きていけない。行った土地土地で、色々な物語ができました。例えばヒッチハイクで移動するときに、途中で運転手とケンカになって高速で下ろされて、高速の路肩で寝袋に入ったまま看板を掲げて壁により掛かって寝たこともあります。それと街中のバス停前で待っていれば人がいっぱい来るので、バス停の前で商品を並べて太鼓を叩いて待っている。バスを降りてくる人の目を見て「何か恵んでくれ」という目線送る。そうやって諦めないでいると食パンが回ってきたり、コインが回ってきたりと、何かしら恵んで貰えるんですよ。20歳くらいから5~6年、そういう生活をしてきました。その時、一度も死んでもいなし、病院に運ばれてもいないので、何とかなるでやっていました。常に勇気に満ち溢れているといった方が良いですかもしれないですね。

——それから日本に戻られてすぐ「OJAGA DESIGN」を作られたのですか?

●オジャガ:日本に戻ってきた時に同級生が革製品を学んでいて、僕がデザインや営業をして職人が革製品を作るという感じで始まりました。職人一人では、同じもの何個も作るには不揃いになっていまいクレームが来てしまうのではないか?と、悩んでいました。
デザインから根本的に変えて、職人や他の人達でも作れる仕様に変えないといけないのでは無いかと。それから手縫いができるスタッフが増えてきたので、革を切ったり穴を開けたりする部分で、機械を導入したりと、色々と試行錯誤しました。それから「みんなが作れるOJAGA DESIGN」というところに辿り着きました。色々なところから仕事をもらい、法人にしました。世の中的には法人になってからの「OJAGA DESIGN」が正式な「OJAGA DESIGN」なのかな。

——今の「OJAGA DESIGN」に辿り着くまで、様々な試行錯誤があったのですね。

●オジャガ:ストリートでの販売がうまくいかなくても、帰る家もあればこれだけ裕福な国に生まれているわけです。そんなこんなが自分の色々な経験になりました。後悔したくないなら、色々やった方が良いと思います。ものが増えている時代なので、同じフィールドよりかは、行ったことないところに行った方が、自分のオリジナリティーに興味を持って、楽しく生きていけると思います。
世界中には何億人という人が生きていて、一人二人は好きになってくれる。「プロじゃないと」「事務所に入っていないと」とか、それは言い訳だと思います。ダメな理由を探してやっているだけで、明らかに下を向いてやっている。そういう方向に行かない方が絶対に良いですね。それで生活が出来ないということだったら、アルバイトをすれば良い。自分みたいに道端で踏ん張っていれば、生きていけるわけですから。言っていることは極論ですけど、極論で生きてきたので。ハッタリでもいいので、オリジナリティーは重要だと思います。自分のオリジナリティーでやりたいことを続けていると、いつか良いことありますよ。


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